資源循環型工場を目指して

工場入口に位置する試験栽培場

生薬残渣が独自のおいしさを生み出した信州十四豚

駒ヶ根工場は、2015年度実績で約400tの産業廃棄物を排出しており、そのほとんどが生薬の成分抽出後に出る生薬残渣です。2015年度は生薬残渣の一部を飼料用として加工し、また信州十四豚用飼料としても出荷しています。
どのような方法でエサに生薬残渣を混ぜれば、豚に喜んで食べてもらえるか、豚の健康に良い影響を与えるか、柔らかくおいしい肉質になるか、その加減には苦労しました。肉質が良くなる混ぜ具合を見つけるために試験を重ねた結果、肉自体が柔らかくなったというデータが出た時には、本当にうれしかったです。さらに飼育者の方からは、「豚の病気が少なくなった、糞尿の臭いが減った」などの評価も頂いています。

薬用養命酒の原料であるウコンやケイヒなど14種類の生薬残渣などを配合した飼料を与え育てたオリジナルブランド豚。

  • クリーンな豚舎

将来は、自社内での完全な資源循環を目指したい

薬用養命酒は自然からの恵みを頂いて造っています。自然を汚すのは簡単ですが、元に戻すのは大変です。少しでも環境問題の解決に貢献できればという思いから、生薬残渣の堆肥化にも取り組んでいます。また、完全な資源循環型工場を目指し、その堆肥を使った生薬の栽培にも取り組み始めています。
良質な生薬が効率的に栽培できるよう構内で試験栽培を進める一方、地元の農家さんとの協同栽培も始めました。地元産の安心・安全な原料確保とともに、遊休農地の有効利用、地域農業への貢献につなげていきたいと考えています。

資源循環型工場の概要

駒ヶ根工場 総務グループチームリーダー
片桐 雅博